私が通っているマッコーリー大学には「パスウェイ制度」というものがあります。
具体的にどんな制度かというと、学生が1年時から大学で単位をとっていなくてもSIBTというカレッジから編入することができるというものです。
多くの留学生がマッコーリー大学に直接入らずSIBTからスタートしますが、パスウェイ制度には留学生にとって都合のいいことがたくさんあるためです。
SIBTってなあに?
SIBTとは「Sydney Institute of Business and Technology」というカレッジの名前です。カレッジというと想像がつきにくいかもしれませんが、日本でいうと短大みたいなもの。
ビジネス&テクノロジーという名前がついていますが、文学部系に編入したい人もSIBTで単位を取れます。
SIBTのシティキャンパスはシドニー中心地のビルの中にあり、アクセスもしやすいです。
どうやってパスウェイ制度を使うの?
パスウェイ制度ですが、通常8ヶ月〜1年の期間で大学進学に必要な8単位をとります。
この時にとれるのが「Diploma(ディプロマ)」という資格で、日本でいうと短大を卒業したのと同じ扱いになるかと思います。
Diplomaには、文学部、経済学部、工学部などたくさんの種類があり、マッコーリー大学に編入してから勉強したい学部によって自分でDiplomaを選ぶ方となります。
SIBTでどのコースをとると、マッコーリー大学でどの学部にいけるのかはSIBTのホームページに載っています。
たとえば、文学部のDiplomaをとるなら「What to study」の「Diploma of Arts」を選び…
ページをスクロールして「Second year of your University degree」を見ると、編入できるコースが書いてあります。
直接大学に入らず、パスウェイ制度でSIBTに行くメリットは?
どうせ大学に行くなら、最初から大学の環境に慣れておいた方がいい!と思うかもしれませんが、日本や語学学校での準備がレベル10のうち3だとしたら、大学での授業はレベル10になります。
当たり前ですよね、授業も議論も全部英語。クラスの半分がネイティブスピーカーです。そしてここで多くの人が勉強の大変さで挫折します。
そのブリッジの役目をしてくれるのがこのパスウェイ制度です。大学のレベルが10ならパスウェイ制度は5くらい。留学生がメインなので教授も大学での授業よりも丁寧に指導してくれますし、課題の相談にも丁寧に応じてくれます。
そして最大の利点がSIBTがマッコーリー大学に編入するようにデザインされていること。
授業内容、授業コード、授業の名前も授業を受け持つ教授もマッコーリー大学で開講されている授業と同じで、勉強内容はマッコーリー大学で1年次を過ごすのと変わりません。
留学生用に少し指導法が変わるくらいです。
またATARというローカルの試験(日本で言うセンター試験みたいなもの)で点が足りずマッコーリー大学に入る事が出来なかったローカルの学生も多くSIBTで勉強しているため、グループワークで英語のネイティブスピーカーと組む事になる可能性もあります。
SIBTからマッコーリー大学へのパスウェイ制度、オーストラリアの大学に行きたい人にはピッタリの制度です。