ワーキングホリデーで英語は上達しなくて良い

このブログ「井の外かわず」には、「ワーキングホリデー 英語」と検索してこちらの記事「英語の基礎力なしでワーホリに来ても英語を話せるようにはならない理由」にたどり着いて読んでくださる人が沢山いるので、ワーホリという機会を使って英語力を伸ばしたいと考えている人はたくさんいるのでしょう。

 

でも2年前にワーホリをした私が感じるのは、別にワーホリ中に英語は上達しなくてもいいということ。

 

「ワーキングホリデーで1年外国で過ごして、この程度の英語力なんですか?」「ワーホリ行った人で英語力が上がった人みたことがありません」というのはインターネット上でよく見かける意見なのですが、それは少し違うと思うんです。

 

たとえば、東洋経済の「留学で「人生棒に振る人」が陥る3つの勘違い」でも取り上げられていた、ワーキングホリデーに行ってTOEIC800点とったのに不採用続きのシステムエンジニアの女性。

 

実際に行った事がない人はワーキングホリデーって、働きながらお金を稼げるし「安く手軽に行ける留学」みたいなものだと思っている人が多いと思うのですが、まずそこから違う。だって、そもそもワーキングホリデーは英語力をあげるためだけのものではないから。

 

たぶんこのシステムエンジニアの女性も、彼女のお世話をしたエージェントもそこから間違えていたのかもしれません。エージェントの中にはワーキングホリデーを経験したこともない人もいるので、無理もありませんが。

 

私もワーキングホリデーを始めたばかりの時は、英語も上達してお金も貯めてオーストラリアライフ楽しむぞ♪と思っていたのですが、すぐに英語はどうでもよくなりました。ワーホリ中に英語を伸ばそうとするのは、お箸でカレーを食べるくらい効率が悪い。できなくはないけど、もっと違う方法がある。器用な人はできるかもしれないけど、わたしはそんなに器用じゃなかった。

 

この記事ではオーストラリアで4年ワーホリの人達と接してきて、ワーホリで英語は上達しなくてもいいんじゃない?と私が思った3つの理由と、それでもやっぱりワーホリで英語力を伸ばしたい!という人へのアドバイスも最後につけておきます。

 

Youは何しに豪州へ?

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ワーキングホリデーで外国のカフェやホテルで生き生きと働く日本人を見ていると、かっこいいし憧れます。私もワーホリで英語力つけて日本に帰って来てから外資系に就職…と考えていましたが、今思うと就職に強い英語を上達させたいならワーキングホリデーは効率が悪いんです。

 

まずワーホリで学校に行けるのは17週間、約4ヶ月まで。語学学校のレベルアップテストの時期が大体3〜4週間なので、4ヶ月いっぱい語学学校に通ったとしても4レベル上に行けるだけ。多くの日本人が初級者クラスから始めることを考えると、行けて日常会話の中級レベルです。

 

かと言って学校以外で英語環境をつくるとしたら仕事か住まいなのですが、仕事や住まいで英語環境を作るのはとてもお金がかかります(これについては後に説明しますね)。

 

私がワーホリを始めたのは、こちらの大学の情報を集めるためと大学が始まってからの生活費を稼ぐためでした。

 

もちろんついでに英語力も伸びたら良いなと思っていたし、事実日常会話レベルなら少し上達しましたが、いわゆるオーストラリアの大学で勉強できる、外資系企業で仕事ができるレベルではありません。

 

昼はホテルでクリーナー(かなり稼げます)、夜はレストランでバイトをし、家賃節約のためにアジア人とシェアをしながら暮らし、そんな生活でヘトヘトだったので、休みの日はネイティブの人と飲みにいったりもせず家に籠っていました。ネイティブと話す機会はあまりありません。

 

ホテルのクリーナーはローカルの仕事だったので英語を話す環境かと思いきや、ネイティブでクリーナーの仕事をしている人は少ない上に、部屋の掃除となると1人での作業であるため、英語を話す機会は少なかったんですね。

 

ローカルのカフェでの仕事探しもしましたが、当時はローカルカフェで働くコツなんて知らなかったから、仕事探しで歩き回ったりしている休職中にもどんどんお金がなくなってくる。

 

「英語を話しながら働ける環境!ワーホリって素晴らしい!」と仕事をやめてワーキングホリデーに来る人もいますが、ちょっと待って。

 

あなたが伸ばしたい英語は、レストランの接客で使う英語なのでしょうか?それとも、オフィスで使うビジネス英語なのでしょうか?

 

もし外資系の企業で働きたい!と考えているなら、一般英語コースとビジネス英語コースの学費も、ワーホリビザ(AU$550)と学生ビザ(AU$420)のビザ代もあまり変わらないので、ワーホリではなく学生ビザでビジネス英語コースを学び、オフィスインターンシップをする方が実務経験を積む事が出来て就職でアピール出来るのでより有効かと思います。

 

後悔しないワーキングホリデーの目的と計画の立て方でも紹介しましたが、英語もお金も海外生活も!と一気にやろうとすると、あまり満足できない結果になることも。

 

英語力に構っていると生き延びれない!?

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英語上達させたいなら、留学生や日本人とばっかり絡んでないでネイティブスピーカーと話してご覧、ってよく聞きますよね。

 

英語を上達させることだけが目的の場合は、この方法は有効なんですが、ワーホリで生き残るためにはローカルの人より自分と同じ立場の外国人や日本人とくっついていた方が有益な情報を得る事ができることがあります。

 

都会に住んでいるネイティブスピーカーは、今どこのファームで人を募集していていくら稼げるか、とか、ワーホリでも安くみてくれる病院の情報、とか知りませんし知らなくて良いですからね。

 

かくいう私もファーム時代や格安シェアハウス時代は韓国人と行動を多く共にし、一時期英語よりも韓国語の方が流暢になっている時期がありました。オンニ(韓国語で「おねえさん」)から、炊飯器なしで鍋でご飯を炊く方法や、キムチやサムゲタンの作り方もこのときに覚えて、生きる力を教えてもらいました。

 

この時は英語力を向上させることよりも、いろんな国籍の人と交流したりする方が楽しかった、というのもあります。

 

英語力向上はお金が掛かる

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ワーホリって一見すると、お金を貯めずに気軽にできる留学みたいなんですよね。働きながらオーストラリアに入れるから、お手軽に海外生活を楽しめちゃう!

 

でも、オーストラリアで英語の環境にどっぷり浸かって現地の人のように暮らすにはお金が掛かります

 

語学学校に長く通うのも、ホームステイも、あの外国人とも意気投合できるという飲みュニケーションも、物価が高いオーストラリアではお金がどんどん飛んで行く。ローカルの仕事を手に入れるのも、履歴書配りが終わるまでは収入が不安定なわけです。

 

もちろん私も最初にホームステイをしていた時は英語が伸びた実感がありますが、その後も住み続ける余裕はありませんでした。ローカルジョブにこだわりすぎて仕事がみつからなくて、ゴキブリだらけの格安バックパッカーに住んだ事もあります。

 

ネイティブと話す環境だったらランゲージエクスチェンジでも良いんですが、毎日継続的に英語を話せる「英語環境」というと思いのほかお金がかかるのが現状です。

 

ワーホリはきっかけでいい

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私はワーホリに来るのは英語を上達させるためじゃなくても良いとおもうんです。それよりも、自分の好きな事に気づいたり、常識だと思っていた事がひっくり返ったり、今までしたこともなかったような面白い経験をしたりして、人生の次のステップのきっかけになれば十分だと。

 

私自身、ゴキブリだらけのシェアハウスながらもフランス人韓国人中国人でわいわいパーティをしたり、トマト農場でなぜか韓国人と空に向かって「あいしてるー!」と叫びながらトマト摘んだり、ワーホリ中に出会った友人とパースででっかい夕日をみたりできて、もうそれだけでワーホリをして良かったなぁと思います。

 

逆に、こうしなきゃ、ああしなきゃ!って思い込んで一生に一度、一年しかとれないビザを無駄にしたりがっかりしたりするのはもったいない。

 

そもそも「こうするべき」という考えでガチガチの日本から一回飛び出したんだから、外野の「ワーホリでなにやってたの?(冷笑)」という声に負けないで、やりたいことをやりたいようにしてみるのが一番です。

 

それでもワーキングホリデーで英語を上達させたいなら

それでも私はワーホリという機会を使って英語力を伸ばしたいんだ!という人は、安心して英語学習に取り組めるようお金をなるべく貯めて、そして英語を使ってどうなりたいのかまで考えてくると、満足のいくワーキングホリデーになるかと思います。

 

どんな種類の英語を身につけたいのか、それをつかってどういう仕事をしたいのか、それにはどういう経験が必要なのか、レストランで接客なのかオフィスインターンなのか、それとも農業体験なのか…

 

一生で一度のチャンス、楽しく使ってみてください 🙂

シドニーでの毎日
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