私は「やってみたい!」ということが出てきたら、とりあえず後先考えずにやって見る性格です。しかも一回ハマると、とことんやらなくては気が済まないタイプ。
好奇心が強いのは良い事だし「行動力がある!」とも言われますが、気がつくと「やりたい!」ということが増えてあっぷあっぷしている状態。
しかし、2つの仕事に受験勉強なみの大学の課題、週2のジム、毎日のフルートの練習、毎日のブログ更新、に加えて広東語の勉強と新しいインターンシップをしようとしたところで、高校の頃に友人に言われた言葉が頭をよぎりました。
「りっちゃんって常に動いてないと死んじゃうマグロみたいだよね」
マグロ呼ばわり…ですが痛いところを突かれているな、と思ったものです。
臆すことなく挑戦できるのは良いところなのですが、一気にいろんなことをしようとすると何も身に付かない。
でもやりたいことはどんどん出てくる。
やりたい事が多すぎる時ってどうしたらいんだろう…?
これを機会に、やりたいことがどんどん出てきても一気に手を出さないほうがいい3つの理由と、その解決策について考えてみました。
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問題1:どの分野も極められない
人間が同時進行で集中してできるのは3つまでだそうです。英語も仕事も大学もジムも、と一気に色々やっていると全てが中途半端になってしまう。
1日は24時間しかなくて、なにか新しいことをするなら睡眠時間を削るしかないからです。
何かを減らさないと、新しいものは入ってこない。
なにか新しいことを始めるなら、今自分がやっていることを何か1つ減らす必要があります。
問題2:時間が足りなくて結局ストレスになる
何か新しいことを学んだり挑戦するときは手間と時間がかかります。自分がその新しいことに慣れるまで、ある程度意識的にそれに取り組まなければ「楽しい」というレベルに行くまでに心が折れてしまうからです。
それに、たくさんの事を同時進行でしているとき、私たちは「疲れ」を感じやすくなっています。
これは、新しいことを学んだり、たくさんのことを同時進行ですることで意思決定する機会が増え、「決定疲れ」してしまうからなんだそう。
(…と最近読んだ下記の本に書いてありました。)
全てやりたいことといえども、、色々なことを一気にやってどれも中途半端になってしまうと結局ストレスになってしまう。
楽しくてやってみたい!とやり始めたことなのにストレスになってしまうのはなんだかもったいない気がしませんか?
問題3:全部うまくハンドル出来ずに人に迷惑をかけてしまう
やりたいことが多すぎて一気に手を出すと、必ず人に迷惑をかけてしまう場面が出てきます。
やる気をだして始めた英会話のレッスンを直前でドタキャンする、パーソナルトレーナーをつけたジムでのトレーニングを直前でドタキャンする、朝ウォーキングを友人と始めたが、前日遅くまで勉強してので寝坊して遅刻してしまう…等々。
やりたいことに手を出しすぎて自分が疲れているうちはまだ良いのですが、人に迷惑をかけ始めると自分の信用も落ちてしまいます。
そこで、やりたいことが多すぎて困っている人のために、解決策を2つ。
解決策1:目標設定をして一個ずつやる
ある程度できるようになってからだと1日30分の継続でも維持しやすいです。
目標設定をして達成した後に、それは毎日少しの時間をかけながら継続して違うことを始める。
新しい事を始める際は、習慣化から。
とんでもない集中力を発揮している様に見えるアスリートや芸術家は、普通の人が体のフォームなどに使っている集中力を、習慣化によって無意識にできるようにし、その集中力を戦略などの他の部分に使っているのです。
だから、新しい事に挑戦するときも、それが習慣にできたらこっちのもの。
ジムも朝方ライフも英会話も…とやりたい事を一気にやろうとするのではなく、時期をずらして一個ずつ習慣化していくと続ける事ができるでしょう。
3つの新しい事を30分ずつやったとしても、すべてがだらだらと機械的にやるのではいつまでたっても身に付きません。
解決策2:違うとおもったらやめてみる
いくらお金と時間をかけたものであろうと、これは違うなと思ったらやめてみること。
長いことやったりお金をかけた分だけ「もったいない」と思ってだらだら続けたりしますが、時間がもったいない。
新しいことに飛び込むのと同じくらいやめる勇気も必要です。
「何かをやめたところに新しいものが入ってくる。」
やりたいことがありすぎてマグロ状態になっているあなた。
まず今の自分に一番必要なことを絞ってから新しいことに挑戦してみるのはいかがでしょうか?
最後に
やりたいことがたくさんあるけれども、どれも全力でやりたいのだ!という欲張りなあなた(そして私)。
文中で紹介した、メンタリストのDaiGoさんの本が、たくさんの事を一気にしながら、どれにもものすごい集中力で取り組むコツを紹介していたので、興味がある人は是非手にとってみてください。
題名が少し怪しいですが、中身は「集中力を自在に操る3つのルール」「集中力を生み出す7つのエンジン」「疲れをリセットする回復法」「集中力を生み出す時間術」の4つの視点から、いかにして自分を集中させるか、とことん解説している一冊になります。