日本の大学と違う?「実践重視」の海外の大学の授業とは

あなたは「海外の大学は日本と違って実践的な授業が多く、卒業と同時に企業に入っても活躍できる即戦力になる」という話を聞いたことがありませんか?

日本の国立大学に入学し、それを休学した後、オーストラリアの大学に入り直した私の経験から言うと、これは半分本当で半分嘘です。

実際に企業の幹部を招いてプレゼンをしたり、より現実的なロールプレイをしたりするという点ではとても実践的でしたが、

卒業と同時に未経験で企業に入って活躍できるか、と言われると、それはほんの一部の人達だけ。

むしろ、新卒採用制度が日本程整っていないので、学生のうちからインターン等で経験を積んでおかないと卒業後の就職は苦労します。

私が卒業したマッコーリー大学は、シドニーで「Big4」と呼ばれる4つの大学の一つです。

他の3つは、シドニー大学、NSW大学(通称UNSW)、シドニー工科大学(通称UTS)と古くからある名門ばかりでBig4と口にするのはマッコーリー生だけ、なんて揶揄もありますが、最近は歴史が浅いのにも関わらず、成長が著しく注目されている大学でもあります。

急成長の秘密

急成長の秘密の一つは、学生が受ける教育が徹底的に実学重視の点です。

講義を行う教授やチュートリアルの講師は、会社をもつCEOであることも。

全ての学部に「PACE科目」という実践型の科目が必須科目で取り入れられており、リアルなビジネスの世界を巻き込んでの超実践的な内容になっています。

私のとっているBatchelor of Marketing and Mediaの2015年のPace Unitはズバリ、

ソニーオーストラリアの前で
「2015年のクリスマスまでにPS4コンソールを33万台売る」
ことの出来るプランをプレゼンせよ、

というものでした。

ソニーオーストラリアのキャンペーン動画「This is for the players」

大学授業のプレゼンは大抵コンペ形式

54人のクラスが、6名 x 9グループに分けられ、10週間かけてプランを練った後、それぞれに発表。

  • Targetはどの年齢層のどういった職業の誰になるのか
  • それはどうしてか(どういうデータからそう設定したか)
  • どういったキャンペーンをどの時期からどれくらいするのか
  • 予算の1500万円以内に押さえることが出来るのか
  • 33万代売れる根拠は何か

ということをソニーオーストラリアのマーケティンチームの人々の前で発表していきました。

実践授業を終えて

発表の時期がクリスマスキャンペーンを始めるには遅すぎる11月末であることもあり、実際に2015年のクリスマスに採用されることはありませんでしたが、

何年もオーストラリアでゲーム業界のトップで居続けるソニーオーストラリアの鋭い指摘とライバルグループの、学生の仕事だとはとても思えないようなクオリティのプレゼンの数々でレベルの高いライバルたちの再認識と現実世界の厳しさを知って、もう少し英語とマーケティングをしっかり勉強しなくてはいけないなと身にしみました。

ちなみにサプライズで、9グループのうち、一番良いプレゼンをしたグループはグループメンバー全員がプレーステーション4のコンソールをもらっていました。
全員が!です。(約5万 x 6台で30万相当…!!)

しかしこのプロジェクト、私たちがマーケティングプロジェクトを計画していたようで、むしろ彼らのターゲットでもある大学生をプロジェクトに巻き込むことで、PlayStationに興味を持つ層を増やす目的もあったのかもしれません。

だとしたら、知人のPlayStationで遊び始めた私はまんまとSony Australiaの策略にはまったのか…

最後にこちらからソニーオーストラリアのプレゼンと私の学部の説明のビデオを見ることが出来ます。
今だけの限定公開ですので、お早めにどうぞ。

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