【4.5→8.0に】IELTS初心者にも分かりやすいスピーキング対策

IELTSテストのスピーキングで、目指しているスコアをとるための具体的な勉強法がわからない。

でも留学やビザに必要な「提出期限がある」スコアだからこそ、やみくもに勉強するのではなく、しっかりゴールを定めて対策したいですよね。

そんな悩みを持つ人のために、こんな情報をまとめています。

・IELTSスピーキングの概要
・得点をあげるための全体戦略
・今から15分でできるネタ帳作り

ビザ取得のため8.0をとった私の経験と

IELTS専門講師として、生徒さんのスピーキングスコアを8.0まであげた指導経験を元にまとめました。

IELTSの試験内容と時間配分

IELTSのスピーキングテストは3部構成です。

IELTSスピーキングは3部構成
1部: 自己紹介などの「ウォームアップ」
2部: 質問カードに関して1-2分間の「スピーチ形式」
3部: 2部に関連するテーマで「議論パート」

特に苦手な人が多い第3部の議論パートでは、自分の意見をどう論理的に説明できるかが鍵

後に解説する詳しい勉強法の部分で日本人が陥りがちな「小論文的回答」についてと、それから脱して論理的に意見を言う方法を紹介します。

IELTSスピーキングの4つの採点基準

IELTSスピーキングの対策をするのに、もうひとつ覚えておくと便利なのが4つの採点基準

IELTSスピーキングの4つの採点基準
・流暢さ
・語彙力
・文法
・発音

たとえば、「流暢さ・語彙・文法・発音」が「7・7・6・6」だとすると、その総合平均がスピーキングのスコアになります。この場合は6.5。

自分の目指す目標スコアが、どのレベルを求められているのかチェックしておきましょう。

IELTS公式発表のスピーキング採点表はここから確認できます。

採点基準別に対策したい人は、こちらの記事もオススメ。

【採点基準別に対策】IELTSスピーキングをIELTS講師の視点から徹底解説

2019年8月7日

【全体戦略1】回答は嘘でも良い

IELTS試験では「ただしいことをいわなきゃ」「本当のことをいわなきゃ」と考えなくて大丈夫。

「あなたがどういう考え方をしているか」ではなく、あくまで「英語のスピーキング力」を見られているからです。

たとえば「What sports do you like to watch? (なんのスポーツ観戦をするのが好きですか?)」という質問に

自分は全然見ないけど、会社で隣の席の同僚が熱く語っていた話を借りて

「SUMOです。今ちょうど春場所で椿丸っていう横綱が出てるんですけど..」と話すのはアリなのです。

【全体戦略2 】結論から答えて「小論文回答」を回避

注意したいのが、日本人が陥りがちな「小論文回答」。

「小論文回答」というのは、まずエピソードとか理由から話して、結論を後にもっていく「序論・本論・結論」方式の回答。

日本語の小論文を書くときはいいけど、英語は結論からです。

大事なので2回言います。英語は結論から。

中学生で習った「Do you like..?」っていう文章に対して、答えは「Yes, I do.」か「No, I don’t.」でしたよね。

英語は最初に結論をはっきりさせる言語なのです。

「好きな食べ物は?」って聞かれたら、「小学生のころ、具合が悪くて学校を休んだときに、母が食べれるようにって..」とエピソードから入るのではなく、「りんごです」って答えましょう。まずは。

いや、りんごじゃなくてもいいですよ。ピーマンでもハチミツでもいいです。

重要なのは「結論」

「出身は?」と聞かれたら、「大学から上京したから、今は東京に住んでるんだけど..」ではなく、「北海道です」って答えます、まずは。説明はその後で。

最初は簡単な質問でもいいので、結論から答えましょう。

結論から入る事ができたら、次は理由です。

さっきの「好きな食べ物は?」の例でいうと「リンゴが好きです。思い出深い食べ物だからです」となります。

エピソードとか、具体例はその後。

以下の4段論法を使うとどんな質問にも応用できます。

4段論法
1, 結論(Yes/No/どちらの意見も支持する、など)
2, 理由
3, 具体例
4, 結論の再提示(こういう訳で、Yes/No/どちらの意見も支持します!と締めくくる。)

もう一度、さっきの「好きな食べ物は?」の例でいうと

(結論:) リンゴが好きです。(理由:) 思い出深い食べ物だからです。(具体例・エピソード:) 小さい頃、風邪をひいて学校にいけなかった時に、母がすりリンゴを作ってくれたのが優しくて、ずっと覚えています。(結論の再提示:)こういう訳で、リンゴがすきなのです。」

もうちょっとIELTSの試験っぽくしましょうか。

例えば、1-2分間話さなくてはいけないスピーチパートの質問では、過去問にこんな質問があります。

Describe something you own which is very important to you. (あなたにとって大切なものを説明してください)

You should say:
・where you got it from (どこで手にいれましたか)
・how long you have had it (どれくらい所有してますか)
・what you use it for (なんのために使う物ですか)
and explain why it is important to you (なぜ大切なのですか)

これを前述した4段論法に合わせて答えると、
1, 自分の意見の提示(Yes/No/どちらの意見も支持する、など)
→「My iPhone is the most important thing to me. (私のiPhoneが私に取って一番大事なものです。)」

そして聞かれている質問をここで一気に答えます。

「My mother bought this for me as my birthday gift.」(where)
「I have been using this phone for 3 years.」(how long)
「I use this phone to talk to my family and friends.」(for what)

2, 理由
→「The reason why this is very important to me is, without this, I cannot contact my family and friends. (これがなくては家族や友人とコンタクトがとれません。)」

3, 具体例
→「For example, when I lost this phone 2 years ago, I was in trouble with no ways of letting them know I was running late. (2年前にこの携帯を無くしたときは、自分が約束に遅れている際などに連絡する手段がなくて困りました。)」

4, 自分の意見の再提示(こういう訳で、Yes/No/どちらの意見も支持します!と締めくくる。)
→「So my iPhone is important to me as a way of getting into contact with my family and friends.(こういう訳で、わたしのiPhoneは家族と友人と連絡をする手段として大事なのです)」

この4段論法で、私は30秒しか話せなかったスピーチで2分以上話すことができるようになりました。

【全体戦略3】自分の話しやすい話題にもっていく

結論から話すのはいい。でもそもそも結論が思いつかないよ!というそこのあなた。

そう、多くの人が困るのが最後の議論パートです。

ここでは3分間考える時間もないため、その場で「ぱっと」考える必要があります。

答え方は、前述の4段論法で答えるのが正解ですが、答える内容をすばやく「自分の話しやすい話題にもっていく」方法をご紹介します。

話すネタがたくさん出てくるような自分の話しやすい話題は人によって違いますが、「趣味や仕事について」なら話せる、という人が多いです。

たとえば私なら趣味の「読書と音楽」です。

下記の過去問を答えるなら..

Let’s talk about the role of advertising.
• Do you think advertising influences what people buy?
(広告は人々の買い物に影響を与えると思いますか?)

私の場合、よくアマゾンでレビュー・口コミをチェックして本を買うので

「口コミ・レビューがインターネットで主流な広告の1つになってきているから、人々が買うときの判断基準になっている」

という答えにしてしまう、というものです。

さっきの4段論法に合わせて、答えを組み立てます。

1, 自分の意見の提示(Yes/No/どちらの意見も支持する、など)
→「Yes, I think advertising significantly influences what people buy.」
2, 理由
→「You can see advertising everywhere both on and offline」
3, 具体例
→「For example, reviews on the internet became a part of advertising and it influences people’s purchase decision so much these days.」
4, 自分の意見の再提示(こういう訳で、Yes/No/どちらの意見も支持します!と締めくくる。)
→「So clearly, advertising affects buying decisions.」

最初はうまく出来ませんが、何度も繰り返しているうちに必ず慣れます。

【さいごに】本番練習は最低5回

最後に4段論法とブレインストーミングの練習をある程度できたら、通しの練習を最低5回はします。

ドアをノックするところから、ありがとうございました、と部屋をでるところまで

本番を意識しながら練習をくりかえしていると、本番の緊張をやわらげることができます。

また、話すネタや話す順序以前に「英語で話す事自体に抵抗がある、緊張する」という人は、オンライン英会話を使ってネイティブの前で話すことに慣れるのも良いでしょう。

レアジョブ英会話や、Bizmates(ビズメイツ)等たくさんのオンライン英会話がありますが、一番のお勧めはDMM英会話です。

オンライン英会話を検討している人はこちらもどうぞ。

IELTSスピーキング対策におすすめのオンライン英会話は?

2019年7月21日

まとめ

スピーキングが苦手と言われる日本人でも、コツさえ掴めば8.0や9.0といった高得点を狙うことができるIELTS。

まとめ
・IELTSスピーキングのテスト形式は3部
・採点基準は「流暢さ・語彙力・文法・発音」の4つ
・全体戦略1「嘘でもデタラメでもよい」
・全体戦略2「結論から話す」
・全体戦略3「話しやすい話題にもっていく」
・そして「本番練習をしよう」

ただやみくもに英語力を伸ばすことに集中しても、IELTSで目指す得点はとれません。

IELTS試験だからこその形式や採点基準を知り、少ない勉強時間でも目標の点数がとれるよう、この記事でまとめたスピーキング戦略を試してみてください。

今から15分で出来る事ネタ帳つくり

スマホのメモ帳 (もしくは紙でも) に、次の質問をコピーして、結論だけの英文一文で答えてみましょう。

IELTSのテストだと思って、嘘の回答でも構いません。

15分で出来るネタ帳
1. What do you like to think about? (なにについて考えることがすきですか?)
例: I like to think about music.

2. Why do you like to think about it?(なぜそれについて考えるのが好きなんですか?)
例: I like to think about it because I play the guitar for a hobby.

3. Tell me five keywords relating the topic. (それに関連するキーワードを5つ教えてください)
例: Modern music, Band, Pop music, Bump of Chicken, TV show

4. By using the keywords, tell me about a book you like. (上記のキーワードを使って、あなたの好きな本について教えてください)
例: My favourite book is called “How to became a guitar master” that is written by my favourite guitarist ABC…

自分の話しやすい分野、それを使って回答にしてしまうコツがなんとなく掴めたでしょうか。

この形式でネタ帳を作っていくと「回答がでてこない」の対策になりますし「結論」から話す英語的スピーチにも慣れてきます。

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