ワーキングホリデーや留学で英語圏に行く人、あるいはもう居る人は一度は聞いたことがあると思います。
「外国人彼氏が出来ると英語が上達するよ」という話。
個人的な経験からも、これは真実ですが、「英語が上達した」のはお付き合いの結果であって、お付き合いの目的になってしまってはいけない、と思うのです。
それを良く表しているのが、「でも英語の勉強になるから」といいながらダメ男と付き合い続けた私の日本人の知り合いで、幸せになっている人が一人もいないこと。
英語が上達するのは「相手に伝えたいことがあるから」
まず、外国人の彼氏ができると英語が上達するのは「相手に伝えたいことがあるから」なんですね。
たとえば、サプライズプレゼントをくれたときなどに、
母国語だったら「嬉しい!」というのに「わーこれ欲しかったんだ!ありがとう!」とか「すっごく幸せ!」とか「うれしい〜」とかいろんな表現があって、嬉しさとか感謝とか表せるんですけど、
英語でしかもとっさのことだと、しかももうひどい人だと(昔の私とか)、「I’m glad!」ってしか出てこないんですね。しかも、めちゃめちゃ感謝してるから3回、くらい繰り返しちゃう。
教科書か!おまえは歩く教科書か!
こういうのを後から反省して、どうやったら英語でも「前から欲しかったの!」とか「すっごく嬉しい〜」って言えるのかな?と研究するわけです。
本やインターネットや周りの観察や、時には電車で人の電話に聞き耳を立てたりして覚えるワケです。(ええもちろん怪しいのは十分承知!でもこれが一番ネイティブの英語を覚えられます)。
でもこうまでしてまで伝えたい。コミュニケーションを取りたい。だって大好きだから!
これが外国人彼氏を持つ人が英語がうまくなるメカニズムです。
英語の学習のために、自分の貴重な海外生活を無駄にするのは、よしましょう
冒頭に出て来た不幸せな知人ですが、「英語がうまくなるしなぁ」といってあんまり思い入れもない人と付き合っている方々。
それぞれお相手は依存症や浮気を繰り返すダメ男だったり、彼女達を一心不乱に好きなピュア男だったりと様々なのですが、共通しているのが「なんで付き合ってるの?」と言いたくなるくらい、彼女達が不満たらたらなこと。
そんなに嫌なら別れれば?というと「でも英語の上達になるし…」というのです。
もちろん、ある程度一緒にいれば英語で喋らなくてはいけないので英語は上達します。
でも英語の上達のため「だけ」に、好きでもない人と貴重な海外生活をするのは、はっきり言って時間の無駄です。というか、日本に居ても同じこと。
そして何より、相手がどんなにダメ男だろうと「英語が上達するから」では付き合っている理由として失礼です。(私が同じことされたらブンブン怒りますよ)
だったらバイリンガールのビデオを見た方が、勉強になるし知識も増えます。
さいごに
英語の勉強は彼氏なしでもできますが、「これを伝えたい!」と思える相手に会えるのはなかなありません。でも出会ったときに、いっぱい喋りたいじゃないですか。
英語はコミュニケーションの手段です。でも目的にしてはいけません。
言語の壁に邪魔されず、自分の好きな人と沢山コミュニケーションをとれること。これは日本人だろうが外国人だろうが関係ないはずです。
最後に、彼ともっとコミュニケーションを取りたいから英語を勉強したい人にオススメの本を2冊ご紹介します。
一冊目は「Love Love 英会話」。生々しい表現も少し入っているため、冗談半分で買ったときは「一体いつ使うの〜?」なんてシェアメイトと笑い転げましたが、真剣なフレーズも沢山入っていたので結構使えました。
二冊目は「ダーリンは外国人」シリーズの「オーストラリアで大の字」です。
ほのぼの国際結婚カップルの旅行記、しかもオーストラリアなので、自分の知らなかったオーストラリアを見つけられたり、逆にそうそう!と頷くことがあったり。