日本の英語教育は基本的にアメリカ英語に基づいています。
オーストラリア人の英語は、アメリカ人でも「最初は何いってるか分からなかった!(アメリカ人友人談)」という程アメリカ英語とは違います。
どれくらい違うかというと、場合によっては日本で勉強してきた英語じゃ太刀打ちできないレベル。例えば下の英語の文章の意味分かりますか?
“I reckon its time to throw a shrimp on the barbie.”
…レコン?エビ投げるの??バービー人形の上で???
4年のオーストラリア生活を経て気づいた、ネイティブ使っているオーストラリア英語6選を紹介します。
(最後に紹介しているビデオではオーストラリア英語がどれだけ特殊かリズムよく紹介していますが、まずはより楽しめるよう解説から。)
あなたは何個わかるかな?まずはレコンから!
1. Reckon
Thinkと同じ意味で使われますが、語学学校の先生や大学の先生がクラスに呼びかけるときに「What do you reckon?」という感じで使うのを何回も聞いた事があります。
その度に「レコン」って何だ…?と思っていたのですが、「どう思う?」って聞かれているだけでした。
2. Barbie
バービーというと最初に思い浮かべるのは、あのスーパースタイルの良いアメリカ生まれのお人形。
しかしオーストラリアでバービーといえば「バーベキュー」の略なんです。「I reckon its time to throw a shrimp on the barbie」は「そろそろエビ焼こうか!」という感じですね。下記の会話はクリスマス休暇の後の私と友人の会話。
私「クリスマス何してたの?」
友人「あぁ友達とボンダイビーチでバービーさ!」
3. G’day!
「Good Day!」ーいい日だね!という挨拶の短縮バージョンです。グッデイ、またはグッダイと発音します。ビジネスの場でもネイティブは距離が近いお客さんと「G’day, how are ya?」と挨拶をしているのを聞いたことがありますが、これはネイティブならではのさじ加減。外国人の私たちは、慣れるまではあまりフォーマルの場では使わない方がいいでしょう。
4. Maccas
画像引用源: Daily Telegraph UK版
「マッカス食べようぜ!」って大学の友人に言われた時に「え?」となりました。なんだか分かりますか?
正解はマクドナルド。日本では「マクド」か「マック」かで時々論争が起こっていますが、オーストラリア人は「マッカス」一択です。
4. Arvo
アーヴォってなんだかフランス語みたい..と思っていましたが、Afternoonの略だそうです。
初めて聞いたのは、友人が「じゃぁArvoあたりに会おうか?」って電話で行ってきた時。
それは一体どこらへんなのか…と不思議に思った覚えがあります。
あとから、場所のことではなく、午後に会おうって意味だったのか..!と知ってビックリでした
5. Brekky
ブレッキーはBreakfast、朝食の略です。
オーストラリアの友人がアメリカの空港でトランジットをする時、空港にいた人に「朝食(Brekky)を食べれる場所はある?」って聞いたら大爆笑されたそう。
ちなみにオーストラリア人、なんでも略します。
タスマニア(Tasmania)はタシー(Tassie)、アンダーウェア(下着)はアンディー(Undi)、キンダーガーデン(幼稚園)はキンディー(Kindy)、プレセントはプレジー(Prezzie)、そして病欠をさす「Sick Leave」「Sick day」はスィッキー(Sikkie)..
ちなみに「Have an avocado(アボカドを食べる)」は「Avanavo」だそうです。通じるのか…???
スラングって日本では「若者言葉」って訳されることがありますが、これらの省略形は若者から大人まで使っています。
同じキャンパスの大学生が話しているのを聞いたこともあれば、スーパーマッケットでおじいちゃんが使っているのも見た事も。
アンディーもキンディーもシッキーも、です。
いかがでしたか。
日本での基礎知識が通じないオーストラリア英語。
もちろん移民が多い国ですし、みんながみんなこの英語を使っている訳ではありませんが、覚えておくとネイティブの会話に混ざれて楽しいですよ。